森神、葵……。 アオイ……。 「悪いヤツじゃないんだけどなぁ……。」 知ってるよ、先生。 アオイが優しいこと、私もよく知ってる。 だからどうしてアオイが、あんなにも冷たい眼をしたのか分からない。 “……これが、正解なのかもな。” これって、どれ? 何が正解なの? 疑問は消えず、気まずい雰囲気だけが続き、先生も私も沈黙のまま。 一時間目の授業が始まるチャイムが鳴ったとき、先生はゆっくりと口を開けて、煙草を吹かした。 「とりあえず始業式行くか。」