【完】狼様の最愛。









「いい歳した教師が生徒と密会か。」





この、声は……。





「おいおい森神、人聞き悪いぞ。ただ話してただけだろ。」



「どうだか。こんな人気のないところで二人きり……。疑われても仕方ないと思うけどな。」





そう、私の言葉を遮ったのは



「アオイ……!」





先生の後ろからやって来たのは、アオイと、綺麗な女子生徒だった。





「おお? 二人は知り合いか?」



「お前は黙ってろ。」





アオイが私に近づく。



私を見るアオイの眼が、とてつもなく冷たいのはなんで……?





黙ってろと言われた先生は、眼を丸くして放心していた。