「最愛に、最愛(さいあい)を送る。」










私が愛した人は、



人じゃない、狼でした。





白くて大きい、



蒼い眼をした彼は、



人間を嫌い、



人間を信用しない。



心を閉ざした狼。





でも彼は私を愛してくれて。





記憶を失った私を、



ずっと



待っててくれた。





家族じゃなくても、

友達にはなれなくても、

例え人じゃなくても、



私には「仲間」と、



「大切だと思える彼」がいる。








そんなあなたにも、最愛を。








「俺が冬眠してる間に完結とか……。」



マンタにも御加護あれ。








【 END 】