けれど一向にロンは下りなくて……。 「これはお返しだよ。彼は、君に免じてかな。」 アオイの心臓辺りに、ロンが顔を寄せた。 その瞬間、大きな光が二人を包む。 私はアオイから少し離れ、ロンを下ろそうとしてた遥も少しずつ後ずさる。 山さえも包みそうな、大きな光。 中でどうなっているのか。 ロンは何したのか。 疑問ばかりの私達。 光に気づいたカミリさんを含め、森の動物達が集まる。 「これは……どういうことじゃ。」 カミリさんも経験したことがないのか、目を丸くさせ戸惑った表情を見せていて。