いや、アオイより酷いかも知れない。
ダメ……このままじゃ中本さんが……!
直感で感じた、目の前の人の死。
中本さんをこのままにはしてはダメ。
「お願いっ、中本さん! もう止めて! このままじゃっ、このままじゃ死んじゃうよ!!」
中本さんは止まらない。
笑顔で手を内ポッケに忍ばせ、また小さな何かを取り出す。
「また来るぞ……。アイツさっき、手榴弾ぶっ放しやがった。」
て、手榴弾!?
なんでそんなもの持ってるの!?
「もう、止めれないんだ。」
そう言い手榴弾のピンを抜いた中本さんの顔は、確かに笑っているのに、どこか少し、悲しそうに見えた。

