【完】狼様の最愛。









目を開く。





見えた世界はさっきと違って暗い世界。





「あ、起きた? 最愛。」



「中本さん……ここは?」





体を起こして辺りを見渡せば、ここはどこかのホテルなことがわかった。





「ここは僕のホテルだよ。」



「中本さんの?」



「うん。企業中本って有名なんだけど、知らない?」





知らない?って言われても……都会にいた頃は外なんて行かなかったし。



こっちに来てからはそんな話したこともない。





「いいホテルでしょ?」





私は中本さんの言葉を無視して、寝かされてたベッドから足を地面に下ろし立ち上がる。