【完】狼様の最愛。









その言葉に、私は何も返せない。





お母さんは死人で、私は生きる人間。



お母さんは、私だけが生きることを許してくれる……?。





「私の分まで、たくさん生きてね。」



「……うん……っ、うん!」





次はちゃんと、返事をすることが出来た。





その言葉を合図に、今度こそお母さんは私に背を向け歩いてく。





「最愛!!」





壷が揺れる。





「二つで、貴方は最愛なの。」



「過去を受け入れて。」



「どんなに苦しくても、貴方には仲間がいるから大丈夫よよ。」





壷が揺れて、光がこぼれる。





振り向いたお母さんは笑顔だった。



「大好き。」