【完】狼様の最愛。









「中本さん、乗る前に一つだけ教えて。」



「何だい?」





「この村をどうするつもりなんですか!?」





私のせいで赤坂村がどうにかなるなんて絶対嫌。



もし何かをするつもりなら、私が止めなくちゃ……!





私はジッと、口を開かない中本さんを睨み続けた。





そんな私を見て、中本さんは呆れたように口を開く。





「八年前と同じことだよ。」





八年前!?



それって、私が記憶を失くした……





「もう良いよね。後は家に着くまで、おとなしくしててね。」





そう考えたとき首元に鋭い痛みを感じて、私は意識を手放した。





アオイ……助けて……。