【完】狼様の最愛。









そう言って中本さんが見せたのはスタンガン。





なんでそんなもの……!





「いい子いい子。」





キッと睨みつけるも、中本さんは全く気にせず御機嫌のまま携帯に手を伸ばした。





「上手いこといったよ。もうこの村に用は無いから、後は宜しく。」





電話をするなり、それだけ言って切った中本さん。





“後は宜しく”って、どういうこと……?



赤坂村をどうするつもり……!?





「じゃあ最愛、家に帰ろう。車に乗って。」





連れられるままに歩けば、直ぐに見えてきた屋根の低い、そして白くやけに長いいかにもな高級車。