【完】狼様の最愛。









「役所行ってまで調べて、やっと最愛の在り処がわかったっていうのに。……あのクソババアども、俺の顔を見るなり門前払い、話も聞かない。あーあ、これだから貧乏は嫌だいや……。」





「やめてよ!!」





気づかぬ内に声が出てた。





「お祖母ちゃん達のこと……悪く言わないで……!」





声が震える。



それでも、お祖母ちゃん達の悪口を見過ごすことは出来なかった。





「お祖母ちゃん達はいつだって私を気遣ってくれて、すごく暖かいんだから……!」





優しく、厳しく。



まるで本当のお母さんのように。





「最愛……。」





震える私の体を、アオイが優しく抱き締めてくれた。