【完】狼様の最愛。









「う、そ……悠ちゃん、どこ……?」





まさかの見失うという始末。





悠ちゃんに続いて直ぐに出たはずなのに、六歳とは思えない足の速さに、あっという間に姿は見えなくなってしまった。





「どうしよう……。」





夕日の綺麗な茜空。





時計を見れば、時刻は五時半。



遥の家に来て一時間が経ってた。





「……戻ろう。悠ちゃんも家に帰ってるかもだし……。」





そろそろ雛ちゃんの手当ても終わってるはず。





そう思って、私は来た道を戻った。








「え!? まだ帰ってないの……!?」



「あぁ。俺と雛はあれからずっと風呂場にいたから、悠とは会ってない……。」