【完】狼様の最愛。









「……と、とりあえず、床拭こっか?」



呆然としたまま、悠ちゃんは頷く。








「ふぅ、これで終わりかな。」





それから二人でキッチンに向かい、部屋までを何度か往復しながら、何とか片付けを終えた。





「……最愛お姉ちゃん、迷惑かけて、ごめんなさい。」





悠ちゃんが自分の服の裾をギュッと掴み頭を下げる。



肩は少し、震えていた。





……いくらしっかりしてても、まだ六歳だもんね。





「全然いいよ。謝るなら、もう一人のお姉ちゃんに謝ってあげてくれる?」



「……うん。」



「悠ちゃん、またお茶入れてね。でも今度は少しずつ運ぶように!」





悠ちゃんは笑顔で大きく頷いてくれた。