【完】狼様の最愛。









「危ねえだろ!!」





悠ちゃんの傾いた体は何とか遥が支えたらしく、倒れたのはお茶だけで済んだ。





「あつっ……!」





でも最悪なことに、私は大丈夫だったけど、雛ちゃんにはそのお茶がかかってしまったらしい。



それも温かいお茶を用意してくれてたみたいで、お茶のかかった雛ちゃんの足は火傷で少し赤くなって来ていた。





「雛ちゃんっ、大丈夫!?」



「へ、平気平気!」





少し顔を歪めて笑う雛ちゃん。





どう見ても、平気そうには見えないよ……。





「お姉ちゃんっ、ごめんなさい……!」



「ほんと大丈夫だから、気にしないで。」