【完】狼様の最愛。









「悠……俺の言葉遮るなよ。」





遥、悠、空……漢字だけだと、遥が一番女の子みたいだな……。



そう思ったのは内緒。





「悠ちゃん、よろしくね。私は山添最愛です。」





私が手を伸ばせば、悠ちゃんは小さな手を重ねてくれた。





「お茶を用意するので、二階の兄の部屋へどうぞ。狭いとこですが、どうぞ寛いでいって下さい。」



「あ、お、お構いなく。」





と言ったときは、もう遅く



悠ちゃんが奥の部屋へと行ってしまったあとだった。





「あー……とりあえず、俺の部屋行くか?」





遥が、少し気まずそうに口にする。





「「……お邪魔しまーす。」」