「葵君、最愛のことはあたしがしっかり見てるから!」
「うるせえ、雛。そんなので俺が納得するとでも……。」
「うるさいのは葵君でしょ? 最愛は葵君の体調を心配してくれてるの!」
その言葉で、アオイはハッとしたような顔で私を見た。
……やっぱり、アオイの蒼い眼が少し黒ずんで見える。
「無理、しないでほしい……。」
そのあと、渋々頷いたアオイを置いて、私と雛ちゃんは遥の家に来ていた。
「へぇ。遥の家、結構学校から近いんだね。」
「まあな。元々、丘川自体がそんなに広くないし。」
遥の家は中々大きい。
お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、お父さん、お母さん、遥、妹、弟の計七人家族らしい。

