【完】狼様の最愛。









「って、ストップストップ!! それ痛そうだから!」





慌てて止める私。



アオイの額はほんのり赤くなっていた。





「じゃあ最愛、早く起こしてよー。」





……雛ちゃんは、少し我が儘になったと思う。



けどそこがまた、雛ちゃんの可愛らしいところ。



何だか以前よりも壁を感じなくて、今の雛ちゃんのが個人的に好きだった。





私はアオイに顔を近づける。



……正確に言えば、顔じゃなくて耳なんだけど。





「おっ、起きてーーっっ!!」





雛ちゃんにアオイの起こし方を教えてもらった。





それは何とも単純で、とりあえず耳元で叫べばいいらしい。



ただ叫ぶ言葉が重要で、私以外の人がこれを実行する場合、必ず私に関することを叫ばないとダメならしい。



何だったら、私の名前でもokとか……何でだろう?