「紹介するよ、こちらが魔法授業役のカレンだ。」


「魔法授業役のカレンです、ご指導をさせていただきます。」



魔法授業役!?


ご指導!?



「アリア様の安全を務めさせていただくジェンだよ、よろしくね。」


安全!?


「私は、アリア様のイタズラを務めさせていただくレンです、よろしく。」


イタズラ!?


もう、どうなってるのー?


「と言うことだから、マリアにきっちり指導をしてもらうことになった。」



「魔法授業役とか安全とかイタズラとかよくわかんないよ。」



そんな私の言葉にお父様は無視して部屋を出て行った。



ひどい。



「あーー、だりぃ。」



えっ?


今の言葉なに?


さっきまでしっかりした執事が、ベッドに寝そべってたり、ソファーで本を読みながら座ったりしていた。