お庭に出ると、親戚のおば様などがお見えになっていた。


「アリア様、ドレスがお綺麗ですわ。」


「ありがとう、おば様。」



たいしたドレスではない、


メイド服みたいなものだが。



「アリア、17歳のお誕生日おめでとう。」


「ありがとう、セリーナ。」


セリーナは、優しい私の大切な親友。



するとセリーナは、正方形の箱を私に差し出した。


「これ、お誕生日プレゼント。」


セリーナからもらった正方形の箱を少し開けて除いてみたら、中にはキラキラと光ったダイヤの手鏡が入っていた。


「これは私が欲しかった手鏡、本当にありがとう。」


「大切に使ってね。」


「うん!」