「りゅ・・・龍さん」
「何をしているんだって俺は聞いてんだ!」
「・・・・・・」
「お前ら口が利けねえのか?あ?」
吸っていた煙草を指ではじいて足で消すとちらりと周りを見た
黒いオーラを身にまとう不機嫌全開の龍さんにみんな黙りこくったまま
あたしは一種異様な雰囲気のこの場の空気に飲まれそうになりながら唇を噛み締める
するとひとりの男が龍さんの前に来るとゆっくりと話だした
「龍さん・・・・俺たちはこの女を姫だとは認めてませんっていうか認められません」
「・・・あ?」
「いくら今神龍の内部が揉めてるとはいえ、女に頼らなくてもチームを立て直すことは出来ます」
話し出したのはあの赤い髪の男の子
龍さんを見つめる瞳とその態度から、心から慕っているんだってのが伝わってくる
龍さんはちらりとその子を一瞥するとだるそうに腕組みをした
「言いてえことはそれだけか・・・?」
倉庫の中に龍さんの低い声が響き渡った
「何をしているんだって俺は聞いてんだ!」
「・・・・・・」
「お前ら口が利けねえのか?あ?」
吸っていた煙草を指ではじいて足で消すとちらりと周りを見た
黒いオーラを身にまとう不機嫌全開の龍さんにみんな黙りこくったまま
あたしは一種異様な雰囲気のこの場の空気に飲まれそうになりながら唇を噛み締める
するとひとりの男が龍さんの前に来るとゆっくりと話だした
「龍さん・・・・俺たちはこの女を姫だとは認めてませんっていうか認められません」
「・・・あ?」
「いくら今神龍の内部が揉めてるとはいえ、女に頼らなくてもチームを立て直すことは出来ます」
話し出したのはあの赤い髪の男の子
龍さんを見つめる瞳とその態度から、心から慕っているんだってのが伝わってくる
龍さんはちらりとその子を一瞥するとだるそうに腕組みをした
「言いてえことはそれだけか・・・?」
倉庫の中に龍さんの低い声が響き渡った