気が付くと、窓の外はすっかり夜だった。


「ああ、そうだ。俺は用を済ませてくる。


お前はこの部屋を自由に使え。」


「うん。」


そうだった。高校生とはいえ、大企業の跡継ぎだものね。
仕事があっても変じゃないかも。


「いってらっしゃい。」