俺は小雪の手を取って 家を出た。 冥府は、江戸中期あたりから役人が変わっていない為、 まさに江戸の街そのものだ。 建物は、ここ数百年で入魂者が増えた為、 不恰好な違法建築が多い。 たとえるなら…九龍城を和風にして、もう少し綺麗にしたような感じだ。 「不思議な感じのする街。」 「ああ。全くだ。」