「痛って~。」


「あっ!ごめんなさい、怪我はありませんか?」



なんて聞いたときに、男が立ち上がった。




そのとき私が見たものは、白い肌で綺麗な顔立ちをしたイケメン君が立っていたのだ。



王子様の夢でも見てるのかと思って、ほっぺを摘まんだ。



痛い。



これは夢じゃないと思った瞬間、イケメン君がボソッと呟いた。


「きもいんだよブスッ!」



えっ



そう言って、どこかに行ってしまった。



何なのさっきの奴、ムカつく!


私はイライラしながら走って家に帰った。