「今日もここに寄ってくから、また明日ね。」


「好きだねぇー、マンガ。」


「だって、漫画を読んでると嫌な事が忘れられるんだもん。」


「そのうち皆にバレると思うよ、高校二年生になってまで少女マンガオタクだって事がね。」



そうなんです。



わたくし、白塚花は高校二年生になっても、フラワーコミックスとかちゃおなどの少女マンガオタクなのです。


もし、この事がバレてしまったら、私の命はありません。



「まぁ、じゃあね。」


美恵が帰ったあとマンガ喫茶に入って、5時間ぐらい漫画に夢中になっていた。


そろそろ帰ろうと思って出ようとしたときに誰かにぶつかってしまった。