下駄箱について靴をとろうとしたときグイッと腕を掴まれて引っ張られた。



「ちょっと、離してください!」



生徒会室の前まできてドアをあけ、私をソファーに放り投げた。



ドサッ



私の両手を強く掴みながら、だんだんと顔が近づいてくる。



「やめてっ、離してください。」


「今日は俺をよくも無視したよな。」



無視!?



「無視なんてしてません、話しかけられてませんし。」



あと5センチで唇が重なりそうだった。