「最悪…………」 益々ムカついてきた。 本当にふざけてる。 私には関係ない事だし、別に気にしてもいないつもりだ。 だが それでも尚、段々と湧き上がってくる腹立たしい怒りと悔しさ。 それから、私の胸の奥に残る微量のモヤモヤ。 今の私には、その正体は一体なんなのか全く分からない。 その正体の見当すらもつかないまま、私はその日一日を終えた。────