「お邪魔するね?」
「うん上がって上がってー」
先に澪くんを私の部屋に招き入れ私はリビングにお茶を取りに行った。
「おまたせ〜お茶でよかったかな?」
「うんありがとう」
澪くんにお茶を渡して私も座った。
「あのさ、」
「え?」
「詩音は、もし俺が詩音のことさ、好きっていったらどうする?」
「え………」
「そりゃもちろん、はいっ言うかな」
「それはどうして?」
「笑ったときの澪くんの可愛い顔、これからも見たいなって独り占めしたいなって思ったから…?」
私が言葉を告げた瞬間
隣に居たはずの澪くんは
私の肩に顔を埋める感じで抱きついて来て…
「おれ…詩音好きになっちゃった」
は?は?は?え?!
「ええええぇぇぇぇぇええええええええええええええええ?!」
「返事は?」
「こちらこそ、よ、よろしくお願いします!?」
「先に言うけどおれ嫉妬深いからね?」
「そ、そうなの?」
「嫌だった?だって好きな子が他のやつとイチャイチャするの嫌だもん」
抱きしめられる力が強くなって
「詩音、好き」
甘い言葉が私に降りかかった
「あ、私もその…ちゃんと好きです」
頭を撫でられ
「よく出来ました」
ニコニコの笑顔でそういってくれた。