ルイが私に詰め寄る。 私は、ドギマギして目を泳がせる。 熱い視線が私に注がれる。 「ルイ・・・」 ルイの顔が近づく。 整ったその顔が近くて。 私の心臓は、煩いくらいに騒ぐ。 次の瞬間、フッとルイの身体は床に倒れこんだ。 「えっ?」 ルイは、ぐったりと床に倒れている。 どうしたの? 「ルイ!?」 私はルイの身体に触れる。 熱い。 身体が、ものすごく熱い。 ルイは、荒い息をして苦しそう。 「は、ハンス!ハンス!誰かっ!!!」