段々と私の生活から晃先輩が抜ける。 その都度悲しくて悲しくて涙が出てきそうになるのを抑えた秋。 文化祭、晃先輩のクラスは劇。 やっぱり晃先輩は主役で、かっこよくて。 ずるいなぁ。 離れたのに、まだ晃先輩が残ってる。 話したことだって、目の前に立ったこともないのに。 ずるいんだ、先輩は。 いつもいつも。 私の心の中に住んで掻き乱す。 もう忘れなきゃ_________。 そして季節は巡り、冬になった。 もうすぐで1年が終わる。