茜は何も悪くないんだ。 茜は気付いてくれた。 そして、聞いてくれた。 心配させる前に、私が話せばよかった。 私、ずっとずっとつらかったんだ。 悲しかったんだ。 蓮斗を避ける理由がイマイチ分からなかった。 でも、私は今分かった。 「茜、私…怖かっ…!!」 「分かってるよ、杏里。分かってる。」 私、無意識の内に怖がっていたんだ。 気持ちを伝えて、前のように戻れなくなること。 蓮斗に振られると思うと。 怖くて、怖くて、逃げたかったんだ。