翌日。 いつも通り行ってみたら誰も居なかった。 近所の子の風町煌(かぜまち きらり)くんの言葉を聞いて 愕然とした。 『ああ、あいつなら倒れたらしいぞ』 私は急いで病院に走った。 独特の匂いが漂う病室に チューブに繋がれたハルくんはいた。 ハルくんの担当医に聞くと、 激しい運動をしてはいけないのに ラジオ体操をやり続けていたし 昨日の雨のならやっていたらしい。