好きな人はニセ彼女。



「………言わないよ」


てか、今日オレ城田さんしか女子と話してないし。

“話した”って言ったらバレる。



『うーん、そうなんだ……』



少し何かを考えるような仕草をして、

ぱぁっと彼女は明るくなった。


(………?)



『夏目くんは、話したいとか思わないの??』


「え、その子と?」


慌てて聞き返すと、城田さんはコクコクと頷く。

いや……、“一応”仕事上だけど話してるし。