好きな人はニセ彼女。




学校を出て、少し経ったくらいにオレは城田さんを呼んだ。


「城田さん」


『はい?』



そう言って少し笑ってオレを見る。

なぁ、あのさ?聞きたいことがたくさんあるんだよ。



けど、その前にやっぱり言わせてよ。




「好きだよ」



どうやって誤魔化しても、どうやって嘘ついても、

好きになってしまったんだから。



そればっかりは嘘なんてつけない。


……言うつもりはなかった。言わなくてもいいと思ってた。




でもそれじゃあ、オレこのままだ。