私と一緒に居てくれてありがとう。

私のわがままに付き合ってくれてありがとう。



今度、また遊びに行きたいな。




「ごめんね、」



………こんな駄目な私で。




でも、まだ、

まだ、夏目くんの隣に居させてください。



いつか、貴方のお似合いの女子なるから。


それまで離れていかないでください……。




『城田さん』


「はい、っ、」



夏目くんの身体がふわっと私から離れた。