好きな人はニセ彼女。



クスクスッと笑うと、夏目くんは首を傾げた。


……変なの、本当、この時間が心地いい。



ふぅ…と小さく息を吐いて、オレンジジュースを飲む。

氷がぶつかる音と同時に、夏目くんのため息が重なった。



……ん?ため息?




『…………城田さんさ、今日……その……さ、』


じっと、彼を見つめてみれば何か言いたそうにしてる。

けど、言えない……みたいな。



「うん?今日??」


『…………何で遅かったの?』