「そんなこと言って、本当は心臓バクバクなくせに。杏って本当にわかりやすいよね」 「ハァ!?」 な、なんで気付かれたの!? 「だから、その反応が分かりやすすぎなんだって」 素っ頓狂な声をあげるあたしの肩におでこをのせてクスクス笑う遥斗。 首元に感じる遥斗の柔らかい髪の感触がくすぐったい。 な、なんだろう。この気持ち。 今まで味わったことにない感情に戸惑い気味になっていると、突然パッと電気が付いた。