「あっそ。つーか、早く帰ろう。さっきから雷鳴ってるし」 遥斗の言葉と同時に窓の外がピカッと光った。 やだなぁ。 雷は昔から苦手なんだよなぁ……。 あたしは机の横のカバンを手に取り遥斗の後に続いて教室を後にした。