だけど、彼は天使のような笑みを浮かべながらサラッとこう言い放つ。 「嘘に決まってんじゃん。俺、やり方分かんないし」 「……はっ!?」 「だから、嘘。あとちょっとだし、頑張ってよ」 「ハァァぁぁあ!?マジで、何なのよ!!」 くそっ!!こんな奴に期待したあたしが大バカだった!! あぁ、もう。本当にムカつく!! 怒りのパワーで電卓を押す指先にも力がこもる。 そんなあたしの気持ちを知ってか知らずか、遥斗は前を向いたままスマホをいじっている。