離れようとすると、遥斗は膝の上に置いたあたしの手をギュッと掴んだ。 驚いて遥斗を見るあたし。 遥斗はあたしの反応を楽しむかのように、あたしの指に自分の指を絡ませた。 「なんかさ、みんなにバレずにこういうことしてんのって興奮しない?」 艶っぽい茶色い瞳に見つめられた時、トクンっと心臓が震えた。 遥斗と触れ合っている部分が急激に熱くなる。 遥斗のYシャツ越しに感じる体温も、甘い匂いも、顔に似合わない低い声も。 その全てがあたしを惑わせる。