「ちょっ、何……?」 さっきまでは膝だけが触れ合っているだけだったのに、今度は肩まで触れ合うほど距離が近くなった。 パイプ椅子はピタッとくっつき、あたしの右半身と遥斗の左半身が密着し合う。 「何してるのよ……離れてよ」 小声でお願いしても、遥斗が離れようとする気配はない。 あたし達のテーブルは部屋の一番後ろにある。 前方にいる委員長は手元の資料をめんどくさそうに読み上げ、あたし達の異変に気付かない。 もちろん、周りの人も全く気付かない。