「杏、俺のこと好きでしょ?」 「そんなわけないでしょ……――!!あたしは……――」 「まったく。自分の気持ちすら分かんないとかバカすぎるし」 「あのねぇ……――」 遥斗にはこれまで何十回……ううん、何百回と『バカ』って言われてきたけど、こんなにもムカついたことはなかった。 だけど、ヒロキに言われるとはらわたが煮えくり返りそうなほどにムカついて仕方がない。