甘々いじわる彼氏のヒミツ!?

「杏に大っ嫌いって言われた時、本当はすっごい怖かったの。杏はあたしがなにをしても笑って『しょうがないな』って許してくれると思ってたから。だから……あたし……」


「もういいって」


「色々……ごめんね。もう遥斗にちょっかい出すのはやめる」


「うん。ありがとう」


「そのかわり、リカコのこと一人にしないでね?」


「はいはい、分かりましたよ」


「ふふっ、何か杏ってママみたい」


「もう!なにそれ」


リカコとの間に漂う温かい雰囲気に表情が緩む。


と、その時ポケットの中のスマホがブーブーッと音を立てて震えた。


誰だろう……。


首を傾げながらスマホを取り出してハッとする。


画面に表示されていた名前は【遥斗】だった。