「ちょっ、ちょっと待って。意味が分からない。遥斗とはこの公園で一緒に遊んだことはないよ?」 「あるよ。杏が忘れてるだけ」 「ないよ!」 「あるよ。よく思い出してみなよ」 リカコの言葉に頭の中でこの公園で遊んだ小学生時代を回想する。 乱暴で意地悪な一つ年下の男の子、口の達者な年下のリカコ、優しい年上の優ちゃん。 あれ……? 誰か大切な人を忘れている気がする……。 あっ……、そうだ。 それから、大人しくていつも優ちゃんの後ろに隠れていたあたしより一つ年下の優ちゃんの弟。 ……弟?