初めての恋、初めての彼氏、初めての1か月記念日。
あたしにとって初めてづくしの遥斗との日々は毎日がキラキラと輝いていた。
だけど、遥斗にとってはそんなのどうだっていいことだった……?
用があるって嘘までついてリカコと一緒にいたって言うことは、そういうことだよね?
恋愛の経験がないあたしにもわかる。
遥斗があたしではなくリカコを選んだということ……。
「遥斗と……別れたくないよ……」
全速力で走って酸欠気味になる頭。
足を緩めて小声でポツリと呟いた時、
「杏!!」
グイッと誰かに手首を掴まれた。
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