「僕は……ヒロキです」 「ヒロキ君か。今日こうやって会えたのもきっと何かの縁だね。またこのお店で逢えたらいいね」 「そうですね。でも、杏さんって彼氏いるんですよね……?」 「いるよ」 「ちなみの、その彼の名前って……――」 「え?」 あたしが首を傾げた時、グイッと腕を掴まれた。