「あー、寒い」 両手を擦り合わせながら家路を急ぐ。 嫌で仕方なかった持久走大会も赤点ギリギリだった期末テストも何とか無事に終えてルンルン気分なあたし。 普段は一緒に帰っている遥斗も、今日はクラスの用事があるらしく先に帰ることにした。 いつも遥斗と手を繋いでいるせいか、隣にいないだけでずいぶん寒く感じる。 遥斗がいないだけで体感温度が5度くらい下がっているように感じるのは、きっと気のせいではない。 付き合ってからも遥斗への想いはとどまることを知らない。