「もしかして、俺を杏にとられたとかって思ってる?」 「それは……――」 「俺のことをどう想っていようが勝手だけど、杏に当たるなよ」 「……――だって、その子全然可愛くないじゃん!!平凡だし、どこにでもいる普通の子だし、遥斗君には不釣り合いだってみんな言ってるよ!!」 女の子の言葉に賛同するように、そばにいた女の子たちが大きく頷く。 あっ……。 今の結構しんどいかも。 ちくりと針で刺されたみたいに心臓が痛む。