あたしは息もできないほどの甘いキスを遥斗から受けた。



「んっ……」


狭い観覧車の中であたしと遥斗は何度も何度もキスを交わす。


幸せで胸がキュンっとして遥斗への想いが溢れ出す……――。



この日から、あたしと遥斗ははれて恋人同士となった。


遥斗と付き合えたことがただただ嬉しくて浮かれていたあたし。


だけどこの時、遥斗と付き合うことの大変さにあたしはまだ気付いていなかった。