甘々いじわる彼氏のヒミツ!?

「先輩……遅いなぁ……」


自販機にジュースを買いに行ってからもう5分以上経っている。


仕方なくベンチから立ち上がって自販機の方へ歩みを進めると、自販機の陰で先輩がスマホを耳に当てて誰かとしゃべっていた。


「……――あぁ。余裕だって」


先輩の声のトーンは低く、口元に嫌な笑みを張り付けている。


「そうそう。上条遥斗といつも一緒にいる女。上条、絶対悔しがるよな」



上条……遥斗?


何で遥斗の名前が……?


先輩に気付かれないように、そっとそばに近付いて聞き耳を立てる。