見るからにおぼつかない足取り。 うわぁ……可愛いなぁ……。 目を細めて男の子を見つめていると、 「まぁいいや。いこう」 突然歩き出した先輩の足に男の子の体がぶつかった。 「あっ、大丈夫?」 慌てて男の子に声をかける。 男の子は瞬きを繰り返してびっくりした表情を浮かべながらも、何とか転ばずにその場に立ち尽くしていた。 よかった……。転ばなくて。 ホッと胸を撫で下ろしていると、先輩はチッと露骨に舌打ちをした。