「分かった。じゃあ、放課後楽しみにしてるね」 さっきまで怒っていたのが信じられないくらい、ニコッと満面の笑みを浮かべる及川先輩。 「こらー、そこ、走れーー!!」 校門の傍に立っていた体育教師が大声で叫ぶ。 「杏ちゃん、またね!!」 及川先輩はあたしに手を振った。 そして、遥斗に勝ち誇ったような笑みを向けるとあたし達を残して走り出した。